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ハワイの象徴「DFS」が63年の歴史に幕。ワイキキ店と空港免税店が完全撤退へ

日本人観光客の減少と円安が影響、地元経済への衝撃広がる

ハワイの象徴「DFS」が63年の歴史に幕。ワイキキ店と空港免税店が完全撤退へ

ハワイの象徴「DFS」が63年の歴史に幕。ワイキキ店と空港免税店が完全撤退へ

2024年、ハワイを訪れる旅行者にとって衝撃的なニュースが飛び込んできました。半世紀以上にわたり、ハワイのショッピングシーンを牽引してきたDFS(デューティー・フリー・ショッパーズが、ハワイ市場から完全に撤退することを発表しました。

かつては日本人観光客で溢れかえっていたワイキキのランドマーク、DFSギャラリア。その閉店が意味するものと、今後のスケジュールを詳しくお伝えします。

63年の歴史に幕:ワイキキ店は1月28日に閉店

1962年にアメリカ初の免税店としてホノルル空港に誕生して以来、DFSはハワイの観光業とともに歩んできました。しかし、運営会社は今週水曜日、ハワイにある全3店舗を今年中に閉鎖すると正式に表明しました。

中心部にあるワイキキ・ギャラリア店は2024年1月28日をもって営業を終了します。カラカウア通りの一等地に位置するこの大型店舗の撤退は、ワイキキの景観を大きく変えることになりそうです。

撤退の背景にある「日本人観光客の不在」と「円安」

今回の撤退の決定的な要因として挙げられているのが、海外旅行者の減少、特に日本人観光客の戻りの遅さです。

ハワイ大学のジェリー・アグルサ教授は、「最大の市場であった日本人が戻ってこず、戻ってきたとしても円安の影響で消費が伸び悩んでいる」と指摘しています。パンデミック以前の2019年から、アジア旅行の停滞により人員削減を行っていたDFSですが、近年の政治的情勢や世界的な旅行控えが追い打ちをかける形となりました。

ホノルル・カフルイ両空港の免税店も順次クローズ

ハワイの象徴「DFS」が63年の歴史に幕。ワイキキ店と空港免税店が完全撤退へ

撤退の影響はワイキキだけにとどまりません。主要空港内の店舗も以下のスケジュールで閉鎖が予定されています。

  • ホノルル国際空港店: 3月末に閉店
  • マウイ島カフルイ空港店: 8月末(リース契約満了)をもって閉店

特にカフルイ空港店は年間160万ドル(約2億4千万円)以上の賃料を支払っており、空港側の収益源としても大きな存在でした。マウイ島が山火事からの復興を目指す中での撤退は、地元経済にとってさらなる懸念材料となっています。

数百人規模の雇用への影響とワイキキの今後

今回の完全撤退に伴い、数百人規模の従業員が解雇される見通しです。DFS側は「献身的に働いてくれた従業員を全力でサポートする」との声明を出していますが、長年勤務してきたベテランスタッフも多く、地域社会への影響は計り知れません。

また、ワイキキの中心部に残される5万平方フィート(約4,600平方メートル)もの広大な空きスペースが今後どう活用されるのか、ハワイの観光業界全体がその動向に注目しています。

さらばDFSハワイ:最後の日まで「アロハ」の精神で

DFSは声明の中で、「1962年にホノルルでスタートしたDFSにとって、ハワイは歴史的に極めて重要な場所でした」と感謝の意を述べています。

参考記事:https://www.hawaiinewsnow.com/2026/01/08/dfs-hawaii-announces-its-closing-its-stores-this-year/




 

 

 

 

 

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