
神風特攻隊衝突現場および展示は必見
戦艦ミズーリで辿る歴史の航跡:マイティ・モー&艦長ツアー体験記
戦艦ミズーリで辿る歴史の航跡:マイティ・モー&艦長ツアー体験記

前回パールハーバーに行ったのが10年ほど前。その時はアリゾナ記念館を見学しました。そして今回は、第二次世界大戦の終結を見届けた「戦艦ミズーリ」です。歴史の舞台をこの目で見て、肌で感じたいという方にぜひおすすめの観光スポットです。今回は、より深くミズーリについて学ぶため、マイティ・モー・ツアーと艦長ツアーの両方に参加しました。この記事では、それぞれのツアーの内容や見どころ、そして私が感じたことなどを詳しくお伝えしていきますね。
バッグのルール

パールハーバーでは保安上の理由からバッグを持ち込めません。持ち込んでも良いものはお財布、携帯、お水など。ポケットのあるジーンズやシャツを来ていくと、それらの荷物が入りますね。
入場口から入館する前に、入り口右へ進むと荷物を預かる場所があります。普通バッグだと$7です。受け取りチケットをもらうので、最後にバッグを返却してもらうまで無くさずにとっておきましょう。

戦艦ミズーリまでシャトルで向かう

入場口を入ったら右側にすすみ、突き当たりにあるBowfin潜水艦ミュージアムが見えたら右折。するとシャトルのサインが見えてきます。

ここでバスが来るまで待機。約15~20分の間隔で運行されています。

では、バスで戦艦ミズーリに向かいます。

バスを降りると、目の前に大きなミズーリの姿が!

受付はこちらです。
まずは「マイティ・モー ガイドツアー」からスタート!

このツアーでは、 日本語ガイドさんNAOKIさんがミズーリ艦内を案内してくれました。ツアーの最初には、なんとミズーリ自慢の巨大な主砲を間近で見学することができました!



ガイドブックには載っていない「神風特攻機が衝突した時の話」や、 第二次世界大戦が正式に終了した「降伏文書調印式の様子」など、ガイドさんだからこそ知っている貴重なエピソードをたくさん聞くことができました。
咄嗟に涙が浮かんだ神風特攻機の衝突現場

1945年(昭和20年)4月11日午後2時43分、戦艦ミズーリに神風特攻隊のゼロ戦が1機突入。爆弾はすでにどこかで撃ち落として、装着してありませんでした。船上には日本側パイロットのご遺体を発見。当時のウィリアム キャラハン艦長は、敵である日本軍のものでありながらも、隊員からの反発を押切り、自国のために最後まで勇敢に戦ったパイロットに敬意を評し、水葬することを決めました。

この時の様子をこちらでご覧いただけます。一晩かけて乗員たちが縫い上げた旭日旗に遺体を包み、海へと水葬されました。
このパイロットは、鹿児島から飛び立った日本海軍第五建武隊の石野節雄 二等飛行兵曹または石井兼吉 二等飛行兵曹であったと推測されています。
キャラハン艦長は日本嫌いでしたが、このような状況下で敵でもある、命を落とした日本軍パイロットへのこの行動には心を揺さぶられました。

こちらが実際に特攻機が追突した箇所です。少し凹んで歪んでいるのがわかります。
日本人にとって、ここはとても胸が痛くなる場所です。私も少し涙ぐんでしまいました。
巨大な主砲

艦内は想像以上に広く、 「巨大な主砲」や「無数の弾痕が残る艦橋」など、見どころがたくさんありました。
歴史の重みを肌で感じることができ、改めて平和の尊さを実感しました。
次のツアー前にセカンドデッキを見学




ここでは、神風特攻隊に関する展示があります(”Divine Wind” = 神風)。鹿児島県の知覧特攻平和会館の協力によるものです。


当時のトルーマン大統領がミズーリに来船し、一緒に食堂で食べたことがありました。
続いて「艦長(キャプテン)ツアー」へ!

このツアーは、日本語ガイド「Emiさん」が担当されました。 歴代の艦長のみが入ることが許された特別なエリアを見学できるということで、期待が高まります。

「上級士官食堂」や「無線通信室」 、「艦長室」など、普段は立ち入ることのできない場所を見学することができます。
機密事項の受信を行う無線通信室


こちら無線通信室。モールス信号の暗号解読など、重要機密情報を扱う部屋です。

1945年8月15日、「日本が降伏した。攻撃を中止せよ」と書いた書類です。

もし船に何かあった場合など、この部屋のコンピュータなどを鎌で壊してから退出することになっていました。
艦長室


艦長の部屋には、ソファやダイニングテーブルも。大きめのベッドは、上で見た船員たちのベッドとはだいぶ違いますね。
戦闘指揮所

「戦闘指揮所」では、 湾岸戦争の時に実際に使われた機器などを見ることができ、緊迫した当時の状況をリアルに感じることができました。
中央に見える青い椅子に艦長が座り、指示を出します。

受話器の内側にあるボタンを押すとスクランブルが出て、盗聴されないようになっています。


これは戦闘状態下の照明。外から見えにくい光になっています。映画の1コマを思い出させますね。
砲塔乗組員室入口




艦長ツアーでは、砲塔乗組員がいる部屋も見られます。狭いですが、迫力のある場所です。
まとめ
戦艦ミズーリは、まさに 「歴史の生き証人」 。その存在は、戦争の悲惨さと平和の尊さを私たちに語りかけてくれます。今回の見学を通して、 平和への願いを新たにすることができました。パールハーバーを訪れる際には、ぜひ「戦艦ミズーリ」へ足を運んでみてください。
きっと忘れられない体験になるはずです。
ツアー情報
- マイティ・モー ガイドツアー
- 料金:大人 $34.99、子供 (4-12歳) $17.49
- 所要時間:35分
- 車椅子対応:可能
- 艦長(キャプテン)ツアー
- 料金:入館料 + $30
- 所要時間:45分
- 開始時間:午前10:45 (終了 午前11:30)
- 定員:10名まで
- 参加条件:10歳以上、階段の上り下りが可能な方
【注意点】
- 艦長(キャプテン)ツアーは、階段や狭い場所の移動が含まれるため、足元に不安のある方は参加をご遠慮ください。
- 安全のため、つま先の隠れた靴での参加をおすすめします。
この記事が、これからパールハーバーを訪れる方の参考になれば幸いです。


場所:63 Cowpens St, Honolulu, HI 96818
公式サイト:https://www.ussmissouri.org/




