2018ハワイオープンは錦織圭選手の優勝!
アロハ!プーコハワイのゲストライター、シノグ・ククイです!
2018年のクリスマス前、12月21-23日の3日間にわたり、2018ハワイオープンが開催されました。女子シングルス優勝は、過去の世界ランキング12位の Elise Mertens(ベルギー)、そして、男子シングルス優勝は、日本が誇る現在世界ランキング9位の錦織圭選手でした。
ハワイオープンはインビテーション型のオープントーナメントです。今回は、ワイルドカードでハワイの高校を卒業した2人の大学1年生を含む、男女ともに6人の選手で戦いました。わたしは、プレス席からの観戦、取材をすることができました。錦織選手のファンが多く、最終日の決勝戦では、多くの声援が飛び交う中での試合となりました。
ハワイという小さな島では、スポーツ人口は多いものの、プロのプレイを直接見るチャンスというのは多くはありません。なので、ハワイの地元の子供たちにとっては、プロのプレイをまじかに見るということがどれだけ貴重なものか、私はいつも感じています。今回も例外なく感じました。
取材でコート際に立っていると、近くに居る高校生たちが、「Wow! すっごいサーブ、見たか?」や、「あんなコースに打ってくるぞ!」なんて話しているのが聞こえてきました。こういうことは、ハワイの子供たちにとって素晴らしい財産なので、これからのスポーツイベントは、どんどん一流の選手たちを呼んでほしいなとヒシと感じました。
第1日目、大学生チャレンジャーの1人、ベトナム国籍のフ-ク(Phuc Huynh)はサンフランシスコ大学の1年生。話を聞くことができました。
「今日は僕は初めてプロと試合をしたんだ。すごく緊張したけど、とても良い経験ができたよ。この経験を生かして、春のシーズンに向けて頑張ります」
フ-クももう一人の大学生アンドレアも私の息子と同じ大学1年生。母のような気持ちで試合を見てました。
2日目は、セミファイナルで、錦織圭選手とクリスチャン・ハリソンが対戦。錦織選手の圧倒的なプレイでしたが、魅せるテニスも披露してくれて大いに楽しめました。そのすぐ後に、ハワイ島火山噴火犠牲者のためのチャリティーゲームがありました。地元高校生も含むドリームチームとプロチーム、そして
Hawaii-Five0 でも大人気の俳優ダニエル・キムと錦織選手との対決を見に来た人は大喜びでした。
最終日、男女ともに決勝戦でしたが、どちらも白熱したとても良い試合でした。女子の試合は、カナダのウージニー・ブシャールが第1セットを取りながらも第2セットをエリース・マーティンに取られ、タイブレークでもつれ込み、最後はエリースに軍配が上がった。インタビューでも、ブシャールは、「すごく自分に腹が立つわ!」を連発してました。常に冷静に試合をしたエリースにカップが渡りました。
写真は、ウージニー・ブシャール、FBやインスタでもフォロワー数がすごい人気の美人プレイヤー。
優勝したエリース・マーティンは常に冷静に試合をしていました。
男子シングルスも白熱し、最後までどちらが勝つかわからないほどの熱戦でした。196㎝の長身からの強烈なサーブを打つミロシュに時に押されながらも、長短の巧みなクロスで優勝したのは錦織圭選手でした。会場に来ていた多くの人が期待していただけに、たくさんの拍手と声援が鳴り響いていました。
こちらは、カナダの2018年Players of Year を受賞したミロシュ・ラオニッチ
熱狂的な錦織選手のファンもたくさんいました。中でも、日本からこの試合を見るためにハワイへ来たご夫婦は、VIPチケットを購入し、選手との交流ができる前夜パーテイーへの参加やロッカールームツアーなども体験したのだそうです。
ぜひ、来年のHawaii Openにも話題の選手が来てくれることを楽しみに待っています。