ちょうど3年前にチャイナタウンにオープンしたブランチのお店「スクラッチ・キッチン&ベイクショップ」。おいしいパンケーキやフレンチトーストなどの朝食が食べられるのですが、日本の雑誌にも取り上げられているので、行ったことがある方も多いはず。そして2ヶ月前にワードビレッジに2軒目「スクラッチ・キッチン&ミーテリー」がオープンしました。
こちらが3年前に取材した、チャイナタウンの1店舗目の記事です。ここはローカルにも大変人気で、地元新聞のフードエディター・ライターにも美味しいと言わせるほど。
スクラッチキッチンのコンセプトは「コンフォートフード」(comfort food)。アメリカン南部を中心とした料理で、お芋やお肉を使った料理が多いのが特徴。みんなが美味しいと言えるお料理だと思います。特にアメリカン人。また日本人のお口にも合います。
先日、新店舗で朝ごはんおよびディナーを食べてきたのでご紹介します。
こちらは外せない「ミルク&シリアル・パンケーキ」($11)。4段に重なったパンケーキの、ブルーベリー、ストロベリー、バナナ、そしてシリアルが乗ったシンプルなパンケーキ。生地自体はちょっとパサパサしていますが、ミルクシロップをかけると断然美味しくなります。1人では食べきれない量なので、夫とシェアしました。
もう1つは、お店の人が勧めてくれた「ポークアドボ・ロコモコ」($14)。ガーリックライスに、目玉焼き、アボカドクリーム、レッドオニオンが乗ったロコモコ。普通のハンバーガーパテは使わず、その代わりポークアドボを使った一風変わったロコモコですが、パクチーが乗っていて、味にアクセントをつけています。
別の日にディナーに行ってきました。
まずはサラダから。「ハニー・インフューズド・ウォーターメロン・サラダ」($10) は、スイカを使ったサラダで、ゴルゴンゾーラチーズ、ハーブ、シャンペン・ヴィネガレットソースがかかっています。スイカなので、暑い夏にぴったりのサラダです。
「BCバーガー」($16) のお肉は、ほとんど脂肪分がない牛肉。日本人にはあっさりとして口に合うかもしれません。ここのお店の特徴は、サイドに付いてくるポテトやブリュッセル・スプラウト(芽キャベツ)などがまたおいしく、メイン料理を引き立てています。少しアメリカ南部のお料理のような感じです。
「デビルド・エッグ」はよくアメリカで見る料理ですが、イベントのププ(アペタイザー、おつまみ)などで出てくるお料理。茹でた卵を半分にし、黄身の部分をマヨネーズなど混ぜて詰めたもの。食べやすいし、お酒に合うので、好きな人も多いようです。スクラッチキッチンの「スモークサーモン・デビルド・エッグ」($8) には、カリカリなサーモンの皮が乗っています。
「チャード・ブロッコリー」($8) は、焼き野菜に付けて食べる、トマトを使ったロメスコソースが下に引いてあります。サイドディッシュにどうぞ。
「グリルド・ポノ・ポーク」($22) は、マック&チーズが下に引いてあり、その上にオアフ島産のグリルしたポークが乗っています。ポークはちょうどいい焼き上がりで、辛めのクレオール・マスタードソースでいただきます。
「ブーダン・フリッター」($8) は、ハーブ、マスタード、ケーパーで作ったソースでいただきます。中にはライスとお肉が入っていて、フリッターというより、我々の感覚ではライスコロッケといった感じです。美味しいですよ〜♫
「ザ・パーフェクト・クラブケーキ」($12)は、スパイスのきいたケイジャン風シチューのエトフェ、レモンアイオリ、スカリオン・オイルのバランスが取れた一品。カニ足がたっぷり詰まってますよ〜♫
最後にデザートの「ジャックン・コーク・ブレッドプディング」($8) は、ウィスキーの「ジャックダニエル」のアイスクリームにコーラを煮詰めたソースをかけ、それをブレッドプディングを一緒にいただくというもの。スクラッチキッチンはどの料理も美味しいのですが、このデザートはぜひ食べていただきたい!
場所は、アラモアナセンター先のワードビレッジ内、昨年11月にオープンした「サウスショアマーケット」にあります。入り口はサウスショアマーケット内ではなく、公園のある側から入ってください。
スクラッチキッチン&ミーテリー
場所:1170 Auahi St. Honolulu, HI 96814(ワードビレッジ、サウスショアマーケット内)
電話:(808) 589-1669
営業時間:月〜金曜日の朝食は9:30AM~3PM, ディナーは5PM~9PM, 土曜日の朝食は7:30AM~3PM, ディナーは5PM~9PM, 日曜日は朝食のみで7:30AM~3PM
ディナーの予約は 5PM~6:30PMのみ。それ以降はとらないので、早めに行って待ちリストに名前を入れてください。