ニーマン・マーカス・ホノルル店のレストラン「マリポサ」のエグゼクティブシェフに、ローレンス・ナカモトが就任しました。就任を祝し、今回メディア向けのコースディナー・テイスティングイベントがありましたので、参加してきました。
これから、マリポサの新メニューテイスティングがスタートします! Tasting & meeting new chef of Mariposa @neimanmarcus #ハワイ #hawaii pic.twitter.com/Yl5L7u4FGp
— プーコハワイ POOHKO HAWAII (@poohko_hawaii) August 3, 2017
ナカモトシェフは3年半前にシェフの一人としてマリポサの調理チームに加わり、最近までディナー時の副料理長を務めていました。
2008年にカピオラニコミュニティカレッジにて調理学科の学士号を取得したナカモトシェフは、見た目は大変若いのですが、レストラン業界で11年間の経験を持ちます。エルア、サポーリ・エノテカ、パドヴァニズ・グリルなどで計4年勤務し、フィリップ・パドヴァニやドナート・ロペフィドに師事した後、マリポサでのキャリアをスタートする前にはカハラ・リゾーツで副料理長やイル・ルピーノで総料理長を務めました。
ハワイのローカルボーイであるナカモトシェフは、
マリポサを象徴するロブスタークラブや冷製カニサラダなどのシグネチャーメニューはぜひ残していきたいと考えていますが、同時にイタリア料理やアジアの味付けなど自分らしいスタイルを今後より取り入れていけたらと思っています
と話しています。
様々な味覚を取り入れた革新的な調理法を駆使したユニークなメニューを開発し、新たな客層にもアプローチをしたいと考えるナカモトシェフは、すでにディナーでビーフテンダーロインとボーンマロウのクラストやサンドライトマトとゴートチーズのラビオリなど新しいメニューを生み出しています。
それでは今回試食してきた5コースディナーをご紹介します。まずは、コース1の前にパンをいただきます。マリポサはパンも美味しいですよね。
最初のコースは「グリルド・オクトパス」。グリルしたタコに、フィンガーリングポテト、スモークベーコン、チポッリーニ、ファヴァ・ビーンズに、シェリー・ヴィネガレットをかけたアペタイザー。タコが丁度良い固さで食べやすい。現在、歯を矯正している夫も簡単に食べられました。5コースの中で、これが一番お気に入りになったほど美味しいです。
2コース目は「ニョッキ・ボロネーゼ」で、ポテトニョッキ、いのしし、ボロネースソース、パルミジァーノ・レッジャーノでできています。そう、見た目はわかりませんが、イノシシ肉です。私は臭みのある肉がどうしても苦手で食べられものが多いのですが、このイノシシ肉は言われてみるまでわからず、豚肉だと思ったほど。
3コース目は「ワイアルア・アスパラガス・サラダ」。フリゼ、アルグーラ、ウォールナッツ、カリカリベーコン、目玉焼き、パルミジァーノ・レッジャーノ、ベーコンマスタード・ヴィネガレット。目玉焼きを割って、黄身が全体に広がって食べるとさらに美味しい!
コース4「グリルド・ビーフ・テンダーロイン」は、骨髄液クラスト、春のお野菜、ロースト・ガーリック・ポテト・ピューレ、トリュフ・マデイラソース。
お肉を切ると、中央はちょうどのいいミディアム。中はジューシー、外はクリスピーでバランスのいい焼き方です。
最後はデザートの「ヘーゼルナッツ・プラリネ・ペーヴ・バー」。チョコレートケーキに、下にはヘーゼルナッツのバーが引いてあり、サクサクとした食感です。ブルボン・アングレーズソース&コーヒー・ゼリーを添えて。
いかがでしたか?こちらはメディア・テイスティングのメニューでしたが、どれも美味しくいただきました。まだ若いシェフですが、とっても才能のある方です。
マリポサ
場所:450 Ala Moana Blvd, Honolulu, HI 96814(アラモアナセンター、ニーマンマーカス3F)
電話:(808) 951-3420
営業時間:毎日ランチは11AM~3PM(日曜日はサンデー・ブランチ)、軽食は3PM~5PM(日曜日はハイ・ティー)、ディナーは5PM~9PM
公式サイト:https://jp.NeimanMarcusHawaii.com/Restaurants/Mariposa.htm