インタビュー

トップシェイパーWADE TOKORO(ウェイド・トコロ)をインタビュー!

 Wade Tokoro さん

今回は、ハワイそして世界中のサーフィン界で最も有名なサーフボードのシェイパーである”Wade Tokoro”(ウェイド・トコロ)さんをインタビューしました。私の夫とWade は、小学校の時のクラスメート。お互いに、「変わってないな〜」って言っていました。

******** インタビュー ********

Q. 出身は?
A. 生まれも育ちも、ウィンドワードのカハルウ。日系4世です。父の家系はプランテーション労働者で、母の家系はハワイで最初に豆腐工場をオープンさせました。

Q. 小さい頃は、どんな子供でしたか?
A. 穏やかな子でした。今でもおっとりしています(笑)。

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Q. いつサーフィンを始めましたか?それはどこで?
A. 14才の時。場所は、ワイマナロのベローズ(Bellows)。

Q. ボードのシェイピングを始めたのはいつ?
A. 1985年。23年です。

Q. なぜシェイパーになったのですか?
A. 弟のKerry と一緒に、最初は自分たちのために作りました。そのうち、徐々にこつを覚え
ていきました。その後シェーパーをやめて、ハワイ大学に入学し、ビジネスを学びました。しかし途中で退学。ローカルモーションのサーフチームに参加。そこからシェーパーへの道へとつながりました。

Q. シェイピングするときに最も重要なことは?
A. やはりボードの底面。それと全体的なバランス。ショートボードが多いですが、もちろんロングボードも作っています。

Q. Tokoro ボードを乗っている有名なサーファーは?
A. 今現在は、ミック・ファニング、そしてハワイ出身のサニー・ガルシアなど。ジェイミー・オブライアン、ブルース・アイアンズ、アキ(Occy)も乗ってくれています。wademe

Q. シェイパーにならなかったら、何をしていたと思いますか?
A. う〜ん。おそらく配管工とか。祖父が始めた家業なので、家族を手伝っていたと思います。

Q. Wade さんがシェイパーとして仕事をしていることについて、家族はどう思っていますか?
A. 大きな問題を起こさない限り、自分のやりたいことをやれと思っていると思う(笑)。

Q. “Resin8” にシェイパーとして加わったと聞きました。その内容と、進行状況を教えてください。
A. Resin8のボードは、高品質のエポキシ樹脂を使用しており、パフォーマンスを落とさずにボードをさらに強く、軽量に、そしてより速くするために開発されました。普通のボードの作り方とは異なり、型があり、そこからシェーピングしていきます。なので、サイズ・仕様は固定。値段は従来のものより高いですが、耐久性があり、修理も可能。乗った感じがスムーズ。従来のものと異なります。

Q. “Resin8”以外でも、TOKOROブランドをさらに進化させるために新しい技術や手法を考えていますか?
A. やはり基本は従来のやり方。ただ、エポキシ樹脂やフォームなどの違った素材を使って、いろいろ実験はしています。

Q. 今後5年後は会社がどうなっていると思いますか?
A. 今のままでいい。それほど大きくならずに、今の状態がちょうどいい。

Q. ハワイのどこが好きですか?
A. 気候、人々、そしてハワイの波は世界一!

Q. ハワイで好きなサーフスポットを教えてください。
A. ノースショア全体、カアアバなど。

 

Q. 好きな料理は?
A. 和食。天ぷらや寿司、刺身の他にもいろいろ。

〜納豆は食べられますか? (うちの夫からの質問)
〜納豆はやっぱりだめです(笑)。

Q. Wade さんのブログには、世界中いろんなところへ行った時の写真や記事が書いてありますよね。日本でもサーフィンしたことはありますか?

A. はい。茅ヶ崎、辻堂、平塚などの湘南地区。また千葉、宮崎、阿字ケ浦、そして種子島も。日本の波はビーチブレイクがそれほど強くなく、また水も冷たい。しかし、いいサイズの波にも乗ったことがあります。

Q. サーフィン初心者に、正しいボードの選び方を教えてください。
A. 最初は浮力の高いボードの方が、波に乗りやすい。ロングボードがおすすめ。身長と体重も考慮して。

Q. TOKOROボードは、どこで買えますか?
A. ハワイではローカルモーション。日本では、平塚にあるディーラーで取り扱っています。

Q. 最後に、このインタビューを読んでいる方々へメッセージを★
A. もっと海をきれいにするようにしてください。前回、平塚でサーフィンしたときに、海が汚れていたのを見て、とっても残念に思いました。日本が好きです。年に2回行けるようにしています。wadeRob

夫からの一言。「WADE は昔から穏やかな子供で、今でもとっても穏やかなで優しい人柄。こんなに有名なのに、とっても謙虚。誠実で、ぜんぜん”*high makamaka”じゃない」と言っていました。*(”high maka maka” とは、ローカルが使う言葉で、”つんつんしている”、”自慢げ”、”自分は特別で、他の人より優れていると思っている人”などの意味)

WADE さん、お忙しいスケジュールの中、インタビューにお応えくださりありがとうございました♫ 今回、夫の子供の時の友達である、世界的に有名なシェイパーWADE TOKORO さんにお会いでき、大変貴重な体験をさせていただきました。

TOKOROボードやディーラー情報については、WADE TOKORO の公式サイトをご覧ください。

(プロダクションマネージャーの“Bert Ishimaru”(バート・イシマル)のインタビューもご覧下さい)

 

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