ハワイ文化・自然

ホクレアの帰還に何万人もの人がマジックアイランドに集まる

今日はハワイアンの人たちにとって、大変意味の有る日でした。ポリネシアン・ボヤジング・カヌー「ホクレア」が、3年に渡る世界航海からハワイに戻ってきたのです。ホクレアが戻ってくるマジックアイランドには、数万人の人々が集まりました。

ホクレアの帰還に何万人もの人がマジックアイランドに集まる
アラワイボートハーバーに入ってくるホクレア

 

4万海里以上、150港を航海したホクレアの操縦はすべて、太陽、星、波、そして海鳥を使った古代の航海技術のみ。3つの海を渡り、これまでにタヒチ、ブラジル、南アフリカ、ニューヨーク、キューバなど、19カ国を回ってきました。

ホクレアの第1の目標は、太平洋を渡ってポリネシアン、特にハワイアンのネイティブ・オセアニア人のアジア人起源の人類学的説を探ろうということであった(なんだか難しいですね)。2つ目の目標は、カヌー航海を行うことで「ハワイアンを含むポリネシアンの文化的再生」を狙うことでありました(出典はウィキペディア)。ハワイアンはもともとタヒチから来たと言われています。そのルーツをたどるという意味もあるのでしょう。

みなさん、「エディ・アイカウ」という名前をご存知でしょうか? 1978年、ホクレアのクルーとして参加した、ワイメアベイで有名なライフガードです。出航したホクレアは、船体の穴から水が漏れ、モロカイ島南の沖合12マイルの地点で転覆。エディは助けを求めるため、ラナイ島に向かって泳ぎ始めます。後ほど他のクルーは沿岸警備隊に助けられますが、エディは二度と帰ってきませんでした。サーフボードのパドリングでライフジャケットが邪魔になるため、ジャケットを脱いで泳いで行ったのです。エディの捜索は、ハワイ史上最も大規模な海空捜索となりました。

冬に行われるサーフコンテストで、彼の名前をとった「クィックシルバー・ウェーブ・インヴィテーショナル・イン・ザ・メモリー・オブ・エディ・アイカウ」というのがあります。この競技は、彼の勇気を称えるために毎年開催される予定ですが、20フィート以上でないと開催されないサーフコンテストのため、1985年以来たったの9回しか行われていません。”Eddie Would Go” (エディなら行く)という言葉も、Tシャツなどでもよく見かけることでしょう。

https://en.wikipedia.org/wiki/Eddie_Aikau

 

本日のハワイ帰還の際、タヒチとマーシャルアイランドからのカヌー2艘もジョインしました。さらにネイバーアイランドや、ホクレアのシスターカヌーも含め全部で8艘が、マジックアイランドからアラワイボートハーバーに入ってきました。

ホクレアの帰還に何万人もの人がマジックアイランドに集まる
タヒチのFa’afaite

 

参考:https://www.hawaiinewsnow.com/story/35686686/thousands-to-gather-for-historic-hokulea-homecoming

 

日曜日から火曜日までハワイ・コンベンション・センターにて「マラマ・ホヌア・フェア&サミット」が開催されます。ホクレアに関する展示や、インテラクティブなアクティビティもあり。これは一般公開されますので、誰でも入れます。

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2 Comments

  1. 今朝偶然、コンベンションセンターの裏側、アラワイ運河に停泊中のホクレア号を発見して、めっちゃテンションあがりました〜♪

    ひっそりこそこそと書いているマイプログに、プーコさんの記事をリンクさせていただきました〜。
    ありがとうございます!

    1. うちのラナイからホクレアが見えたので、急いで行ってきました。乗ってきましたよ〜♫ リンクありがとうございます。

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