2018年ハワイアン航空 Moloka’i Hoe へ行ってきました!

アロハ!プーコハワイのゲストライター、シノグ・ククイです!

Molokai Hoe

 

ハワイのアウトリガーカヌーのレースとしては一番古い、こんな期で66回目となるMoloka’i Hoe(Moloka’I Men’s Hawaiian Canoe Paddling Championships)のフィニッシングに行ってきました。ゴールする場所は、ヒルトンハワイアンビレッジ前のデュークス・ビーチです。

 

 

どんなレースかと言いますと~

朝8時にモロカイ島をスタートして、暑さがピークになるお昼ごろにワイキキに戻ってくるというレースです。

1952年の10月12日、3艘のアウトリガーカヌーがモロカイ島の西を出漕しました。モロカイ島のカヌーである“ククイ・オー・ラニカウラ”が、約38マイルを8時間55分かけて、オアフ島のワイキキビーチ、モアナホテルの前にたどり着いたのです。これを機に、世界的なアウトリガーカヌーのレース、Moloka’i Hoe が誕生したのです。

クルーは前日までにモロカイ島入りをし、一泊してからレースに挑みます。友人によると、常にカヌーを漕ぐのは6人、そして、20分ほど漕いで、その度に3人ずつ交代をしていきます。交代の時には、伴走のボートから海に飛び降り、そしてカヌーに無事乗り込むというかなりのテクニックが必要になります。ですから必ず、交代用のクルー数人も伴奏のボートに乗り込んでの出発になります。

通常は、貿易風が後押ししてくれるのですが、この日は、風がなく、トップで入ったタヒチのチームでさえ、通常よりもかなり遅いタイムで入ってきました。漕いでも漕いでも先に進まない…そんな感じだったそうです。ですから、クルーたちは、極限の疲労と闘いながら、必死に漕ぎます。

 

ジュニアのチームで出場していた息子の友人が、こんなことを言っていました。

「僕は、必死に漕ぐだけさ、ただひたすらね。サッカー(息子はサッカーをやっています)のように頭を使わなくていいのさ(笑)」

 

しかしながら、このレースでは、体力のみならず、強い精神力をも備え持つ選ばれたパドラー達が、熾烈なレースを戦い抜くことになります。

 

ハワイからはもちろんのこと、カリフォルニア、タヒチ、日本、イングランド、ポーランドなど海外組も含めて100チームほどの参加でした。

チームの家族や友人たちは、この過酷なレースの勇者たちを“レイ”で迎えます。タヒチのチームは、にぎやかなドラム演奏で迎えていました。

 

ハワイのたくましい男たちの象徴とも言える、Moloka’i Hoeは、家族の愛に支えられ、さらに逞しく成長していきます。

 

公式ウェブサイト www.molokaihoe.com

 

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