ホノルルの高層コンドミニアム「マルコポーロ」の火事について

この火事については、現在更新継続中です(スクロールしていってください)。原因がわかるまで、アップデートしていきます。

世界有数のリゾート地「ハワイ」で大きな事故が発生してしまいました。

先週金曜日、ホノルルの高層コンドミニアム「マルコポーロ」が火事。3人が死亡しました。36階建ての26〜28階が主な被害フロアで、現在もこの3階には入れません。このコンドミニアムは日本人にも人気の物件で、以前我々も購入物件として考えていた場所です。

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火が出たのが2:15PMごろ。26階が出火元らしいですが、現在も出火原因を調査中です。このニュースはハワイだけでなく、全米ニュースにも取り上げられました。

https://www.cnn.com/2017/07/14/us/honolulu-condo-fire/index.html

さらにラインニュースでも流れてきました。

なぜこんなに被害が大きくなってしまったのか・・・コンドミニアムにスプリンクラーシステムが付いていなかったことが指摘されています。スプリンクラーが付いていれば、出火元のみまたはその隣のユニットまでで火を抑えられた可能性が高い、と消防関係者も話していました。

マルコポーロが完成したのが1971年。ホノルル市がスプリンクラー設置を義務つけたのがその4年後でした。

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2005年に約300にもおよぶコンドミニアムの火災用スプリンクラー設置費用を算出しましたが、マルコポーロの場合は各ユニットで$4,305.55 かかるという報告でした。2013年に再度算出した結果、全体で$4.5 million、各ユニットで$7,867です。この金額の結果、オーナーらは反対し、設置されませんでした。

この問題は考えさせられます。私と夫が住んでいるコンドミニアムもマルコポーロからそれほど離れておらず、1970年代のワイキキ周辺コンドミニアム建設ラッシュで建てられたビルの1つです。そして我々のコンドミニアムにもスプリンクラーは付いていません。このような火事が発生した場合、被害がどのくらい出てしまうのか。考えると心配ですが、しかしスプリンクラー設置費用を考えると、そう簡単にはオーナー全員が賛成するとは考えにくいのです。

コンドミニアムのオーナーは、大体の場合、毎月住宅ローンとメンテナンスフィー(管理維持費)を払っています。その上にこの金額となると、かなり難しいのが現実です。

亡くなった3名のうち、1人はハワイアン航空のインフライト・マネージャーBritt Rellerさん。シャワーを浴びているときに煙の臭いに気づき、87歳のお母さんが見つからないと兄弟に電話。その後、電話がつながらなくなりました。亡くなられた3名の方にご冥福をお祈りします。

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現在多くの居住者が自分の部屋に戻っていますが、おもに3階分の住民は自宅に戻れません。

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犠牲者を支援するために、募金をよびかけています。サルベーションアーミーのサイトから、直接寄付ができます。

https://www.hawaii.salvationarmy.org/

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7月18日更新

ホノルルのカーク・コールドウェル市長が、高さ75フィート以上の古い高層ビルにスプリンクラー設置を義務付ける法案を導入しました。(2017年7月17日)

火元の部屋2602号室のオーナーは、現在取り調べ中。出火時、オーナーは不在。しかし他の2名が在宅で寝ていましたが、火に気づきすぐに避難したということです。

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消防、放火調査犬を導入し、2602号室で引火原因となりうる液体の捜査を開始。

8月10日更新

料理中の出火と放火の可能性を排除(8月2日)。

Arson and cooking ruled out as cause of Marco Polo fire

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