3月29日にワイキキにオープンした「ビルズ・ハワイ」。日本では表参道や七里ケ浜など4店舗を展開するビルズのハワイ店は、店内も大変広く、ゆっくりと食事が出来るスペース。オープニングレセプションの時はププのみで、ビルズの料理を堪能できず。今回我々は朝食とディナーを食べてきましたので、レビューしてみたいと思います。
まずは朝食から。やはりビルズは世界一の朝食と言われるほどなので、一度はここで朝食は食べるべきでしょう。こちらが有名な「リコッタ・パンケーキ」。リコッタチーズが入っているため、まろやかな味に仕上がっています。これにバナナとハニーバターが添えてあります。生クリームがわんさか乗ったハワイ式のパンケーキとは違って、上品な味付け。ただし、一緒に行った友人はそれほどない、という意見。ふんわりしていないということだったのです。たしかに、一般に言われているほどふんわりしていませんでしたが、味付けはいいと思います。
こちらは、「フル・オージー・ブレックファースト」。スクランブル・オーガニックエッグ、ベーコン、クミン・ローストトマト、味噌マッシュルーム、ポーク、フェンネル・ソーセージと、豪華な朝食。肉がたくさん入っているので、たんぱく質をたくさん摂れる一品。マッシュルームは味噌風味はそれほどしませんでしたが、香ばしい。ポークとソーセージは、私には少し塩辛すぎましたが、アメリカ人にはちょうど良いのでしょう。パワフルな朝食を望む方におすすめです。
こちらは「キムチ・フライド・ブラウンライス」。カニとチョリソー、サランチョが乗ったキムチチャーハン。これも塩辛く、私はそれほど食べれませんでした。
そしてディナー。こちらは「イエローフィッシュカレー」。タイカレーのように辛くはなく、大変軽めのカレー。一緒に添えてあるカボチャの煮付けようなものは、ごま油やしょう油などで味付けしてあるようですが、しょう油の入れすぎなのか、少し塩っぱかったです。
ピザを一つオーダーしました。生地は薄めで大変クリスピー。ちょっとレモンの味が強すぎる感じで、食事と言うよりは、甘みがあるためデザートの感覚で食べれます。一つ驚いたのが、ピザは4枚や8枚などに切れておらず、そのままで出されます。食べる時にお客さんが自分で切るのですが、切りにくく、テーブルに切りカスが散らばり、かなり汚れます。サーバーの人に聞きました、これが普通なのかと。回答は、「オーストラリアでは、お客さんが自分たちで切る。アットホームな感じなので」ということ。アメリカが甘やかされすぎているのか。これって日本のビルズでも同じ方法で出てくるのでしょうか？ とりあえず少し驚いた一品でした。
こちらのパスタは「エビとチリのリングイネ」。チリの味はそれほどしませんが、ガーリックベースのさっぱりとしたソースにリングイネが絡まり、さらにハナダイコンの葉が全体を引き締めています。おすすめの一品。
さて、ディナーでも「リコッタ・パンケーキ」を食べられますが、”スイーツ”の分類に入ります。朝食と同じものなのですが、一緒に行った友人ら曰く、朝食時と違い大変ふんわりしていると全員同意見
カフェ系もおすすめ。パンケーキやデザートに大変合うコーヒー類は、やはりビルズならではの上品なおいしさ。ディナーの場合、ディカフェ（カフェイン抜き）もあります
全体的な印象としては、サービスは良し。値段は日本人にとっては普通なのでは。ローカルにとっては、少し高いかもしれません。朝食時には来ていたお客さんは日本人がほとんどでしたが、夜はアメリカ本土からの観光客がほとんど。オーストラリアの方もいました。当たり外れがありますが、ぜひディナーも食べてみてください。照明も落としており、落ち着いた雰囲気でゆっくりと食事を楽しめます。
ビルズ・ハワイ
場所：280 Beachwalk Ave. Honolulu, HI（ハードロックカフェの隣）
電話：(808)922-1577
営業時間：7AM~11PM
公式サイト：https://billshawaii.com/
