「アーラン・コリアン・レストラン」は、ローカルの間では話題の韓国料理店。何が話題かというと、オーナーの女性が”アングリー・コリアン・レディー”(AKL)と呼ばれている通り、お客さんを怒るんです。「え?だったらお客さんが来ないのでは?」と思うかもしれませんが、日本にもよくありますよね。お店の頑固親父が怖いけど、料理が美味しいから怖くても行ってしまうことが。その女性バージョンです。
あいにく料理に夢中で彼女の写真を撮るのを忘れましたが、この日もかなり怒られました(笑)。私たちが食べているとき、たしか夜の8時頃でしたが、営業時間は9時まで。だからお客さんが来てもお店に入れるはずなんですが、途中で来た方に「今日はクローズしたの!」と怒っていました。そのお客さん、残念そうに帰って行きました。
席に着くと、まず「ハウスルール」があるのに気づきます。このルールに従う必要があります。この中で面白いのが、「店頭に”CLOSED”と書いてあって、それでも料理を食べさせてもらいたい場合、その夜は皿洗いをしなければならない」。
さて、そんなに怖いお店なのに、なぜ人気があるのか?それは料理にあります。とにかくどれも美味しい。スパイシーチキンはほどよい甘辛さで、とっても後をひく味。ここの定番。またカルビも味が染み込んでいて香ばしい。一番驚いたのは、パジャン(ネギ入りのチジミ)。なんとネギなどの具がとっても多い。他のお店のパジャンは、生地の部分が結構多いのですが、ここのは具だらけ!ミートジャンは、つけだれにつけなくても、そのままでも美味しいです。
オーナーは怒るけど、実は人情味溢れる、とっても言い方。アーランは今月末で閉店になります。オーナーがお店を売ってしまいました。次の方がもしかしたらこのまま引き継ぐかもしれないとも言っていましたが、この味はなかなか他の人では出せないかも。怒られても美味しい韓国料理を食べたい方、2月末までに行ってみてくださいね〜!
アーラン・コリアン・レストラン
場所:725 Kapiolani Blvd, Ste C119B, Honolulu, HI 96813(カカアコ、ダウンタウン)
電話:( angrykoreanlady.com