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2017年3月に誕生の「ホノルル・ビエンナーレ」 ワードビレッジにて先行展覧会開催決定!

世界的アーティスト草間彌生氏

“フットプリンツ・オブ・ライフ” の展示を2016年3月に開催

 

世界に名を馳せる第一線のアーティストと、文化の多様性に満ちたハワイで活躍するアーティストをハワイに集結させるべく、2017年春に発足する「ホノルル・ビエンナーレ(Honolulu Biennial)」。世界のアートシーンにおいて活躍する美術評論家であり、東京・森美術館館長でもある南條史生氏の指揮の下に誕生するホノルル・ビエンナーレ・ファウンデーションは、屋内でのアート作品の展示はもとより、彫刻などの屋外での展示を、コミュニティエリアや歴史的地域、公共地区、また、思いもよらない意表をつく場所で開催することを予定しています。2017年3月に誕生の「ホノルル・ビエンナーレ」 ワードビレッジにて先行展覧会開催決定!

 

ビエンナーレ発足に先立ち、特別先行イベントとして、草間彌生氏の作品 “Footprints of Life” をファウンデーションとパートナーシップを結ぶザ・ハワードヒューズ・コーポレーションの協賛により展示します。展覧会会場は、ホノルルの中心60エーカーに及ぶ新コミュニティのマスタープランとして再開発が進行中の「ワードビレッジ」内において、地域の象徴的建造物として愛されているIBMビルディングコートヤード。展示される草間作品は、アメリカ、アジア、太平洋地域からのアーティストに脚光を当てることに焦点をおいたホノルル・ビエンナーレ・ファウンデーションのビジョンを反映したものであり、同時に近隣住民と観光客の皆様に気軽にアートに触れることができる機会を提供するファウンデーションの目的の一つを具現するものです。また、Footprints of Life は、草間氏のハワイ初の展示でもあり、アート界からの注目も集中。来年のビエンナーレ発足に向けて制作が予定されている、ハワイの空間を意識した草間氏の新作にも期待が寄せられています。ホノルル・ビエンナーレ・ファウンデーションの創設者の一人であるイザベラ・エラーへ・ヒューズ氏は、思いを次のように語っています:

「地理的な条件、各国の習慣の影響を受けた独特の文化、そして快適な天候。これらが融合したハワイは、世界的なアートビエンナーレの開催において完璧な場所といえるでしょう。美術に造詣の深いキュレーターである南條氏と共に開催する数々の屋内外の展覧会を通して、アートの多様性を多くの皆様に紹介できると確信しています。地元ハワイをはじめ世界各国の類稀なる才能の持ち主にスポットライトを当てるホノルル・ビエンナーレは、多くのビエンナーレの中でも非常に有意義なビエンナーレとなるに違いありません。また、ファウンデーション発足に先行したサポートと、ホノルルでの草間氏の作品展示を可能にしたワードビレッジに、スタッフ一同、感謝の念が絶えません」

 

2017年のホノルル・ビエンナーレでは、草間彌生氏の他にも、スタイルや手法、概念において、幅広いアートのジャンルで活躍するアーティストの参加を予定しています。

マップ・オフィス(MAP Office)

1996年より香港を拠点に活動するモロッコ出身のローレント・グティエレスとフランス出身のヴァレリー・ポルテフェーによるマップ・オフィスは、物理的、そしてイメージによる “マップ” を使用したユニークな作品を手がけており、ニューヨーク近代美術館、グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、ポンピドゥー・センター(パリ)、ユーレンス現代美術センター(北京)で展覧会を開き注目を集めています。

ユキ・キハラ(Yuki Kihara)

サモア出身、ニュージーランドをベースに活動するアーティスト。ジェンダー、人種、文化、政治といった複数の学問分野にわたる相互関係を追求する作品で知られ、2008年にはメトロポリタン美術館で初のニュージーランドアーティストとしてLiving Photographs 展を開催しました。

レ・フィルター・フィーダース(Les Filter Feeders)

レ・フィルター・フィーダースとして活動する二人のアーティスト、キース・タレットとサリー・ランドバーグ。文化、自然、そして社会環境を、自身らの根本であるハワイを軸に表現した作品を制作しています。

モハメッド・カゼム(Mohammed Kazem)

ビデオ、サウンドアート、写真、ファウンドオブジェ、そしてパフォーマンスと、多岐にわたる表現方法を用いるアラブ首長国連邦出身のアーティスト。首長国の概念アーティストグループの一人としても知られています。

フィオナ・パーディントン(Fiona Pardington)

マオリとスコットランドの血を引くニュージーランド人アーティスト。カルチュラルアプロプリエーションをテーマにした作品で、ケ・ブランリ美術館で開催した Māori, Pacific, and European heads 展が有名です。

草間彌生氏による Footprints of Life の15の彫刻は、氏の作品の特徴である水玉模様と大胆な色使いで構成され、カラフルなピンク色と黒の水玉模様の対比が印象的です。この色使いとオブジェの形は、生命力、そしてアートと環境のハーモニーを表現しています。また、オブジェが配置される環境によってそのコンフィギュレーションが変化するこの作品は、鑑賞を通して人々にパブリックスペースの中での自分についての再考を促す、草間氏のアートを象徴しています。

2017年3月に誕生の「ホノルル・ビエンナーレ」 ワードビレッジにて先行展覧会開催決定!
草間 彌生

 

Footprints of Life は展示方法においても多様性を持ち、単に地面に作品を配置するだけではなく、2013年に台湾で開催された “桃園ランドアートフェスティバル” や、2011年の “あいちトリエンナーレ” では、水に浮かべて展示されました。ハワイでの会場はホノルルのアイコニック建造物として、ハワイの人々と世界中から訪れる観光客の皆様に愛されるウルジミール・オシボフ氏設計のIBMビルディング中庭。未来を見据え、変化成長を続けるコミュニティの中心での展示です。

今回の展覧会開催にあたり、草間作品の真髄を紹介するウィークリーツアーや、子供のためのアートメイキング・ワークショップ “アート・エクスプロリウム” 、草間氏の創作活動を描いた映画や、日本のコンテンポラリーフィルムアーティストの映画上映、アジアン・アート・ミュージアム・オブ・サンフランシスコの名誉退職者エミリー・J・サノ博士や、サンアントニオ・ミュージアム・オブ・アートのアジア・アート・シニアアドバイザーのコアテス・コウデン・ブラウン氏による草間氏についての講演会、オアフを拠点に活動するネイティブハワイアンアーティスト、チャールトン・クパア・ヒー氏のトークショーなども開催され、これら無料のパプリックプログラムを通して、今回のプレビューインスタレーションをサポートします。

 

なお、先行展示会は、3月8日から12日、ワードビレッジのIBMビルにて開催します。入場は無料。皆さん、ぜひお立ち寄りください。

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